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コラム

COLUMN.1-2【Part 2】まだ間に合う!電帳法改正&インボイス制度対応ソリューションで始めるDX

まだ間に合う!電帳法改正&インボイス制度対応ソリューションで始めるDX

前回のコラムにて電帳法改正、インボイス制度対応におけるポイントを確認してきましたが、具体的に企業側はなにをすべきでしょうか。今回は、「なにをすべきか決めあぐねている」という企業様に、イントラマートを活用した組み合わせソリューション「intra-mart Accel Kaiden! + invoiceAgent(AI-OCR) + Blue Prism(RPA)」によるDX手法を紹介します。

intra-mart Accel Kaiden! + invoiceAgent(AI-OCR) + Blue Prism(RPA)とは

富士ソフトが提供する「intra-mart Accel Kaiden! + invoiceAgent + Blue Prism」は、改正電帳法に則した形で、経費精算や旅費精算、人事総務をほぼ自動的に実行できる組み合わせソリューションです。

intra-mart Accel Kaiden! + invoiceAgent + Blue Prism

管理者および従業員は、上記業務において複雑な作業をする必要はありません。デジタルインボイスによる経費精算のケースを例に、本ソリューションの流れを見てみましょう。

① PDF化されたインボイスを、invoiceAgentのサーバーに保存する
AI-OCRであるinvoiceAgentによって、テキスト部分が認識され、AIによるディープラーニングが実行されながら文字データとして補正・変換され、タイムスタンプが付与されます。

② Blue Prismが文字データをダウンロード
RPAであるBlue Prismが、定期的に文字データをダウンロードし、申請データを作成します。

③ Blue Prismが経費精算フォーマットにデータを自動入力
Blue Prismがintra-martにログイン。経費精算フォーマットに文字データを自動で入力し、申請します。

④ 承認者がintra-martから内容を確認
決裁者・承認者がintra-martから内容を確認し、問題がなければ承認します。
承認されたデータは後日invoiceAgentで確認可能です。

以上のように、たった4STEPで経費精算業務を行うことができます。管理者は電帳法要件に従って、データ内項目から簡単に指定のデータを探し出したり、あるいはデータの改ざんが施されていないかの証跡を管理したりすることも可能です。

各ソリューションの概要

本組み合わせソリューションを構成する各種ソリューションの概要や特長についても触れておきましょう。

intra-mart Accel Kaiden!

intra-mart Accel Kaiden! は、経費・旅費・人事総務・勤怠業務などに必要な申請フォーマットをすべてそろえたアプリケーションです。 NTTデータイントラマート社が提供するアプリケーション共通基盤 intra-mart Accel Platform 上で動作します。

intra-mart Accel Kaiden!

DXを推進するうえでは、一部のシステムのみ改善してもあまり効果が見込めません。サイロ化を防ぎながら、企業全体の仕組みを効率化していくことが重要です。 その点、intra-mart Accel Kaiden!なら、各種サービスと連携しながら、ニーズに柔軟に対応してくれます。

詳しい解説や富士ソフトによる導入事例は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

invoiceAgent(AI-OCR)

AI-OCRであるinvoiceAgentは、高精度の読み取りを実現する文書管理システムとして活躍してくれます。内容の精度や確認修正の容易さなどもさることながら、一定の割合でセキュリティも担保してくれます。

invoiceAgent文書管理
invoiceAgentできること

「スキャナ保存申請」におけるJIIMA認証(Japan Image and Information Management Association(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)の略。システムやソフトウェアなどが「電子帳簿保存法」の要件に適合しているか、法的要件を満たしているかをチェックし、認証する制度)を取得しており、電帳法対応ソリューションとしても人気のシステムです。

Blue Prism(RPA)

Blue Prismは、RPAのパイオニア的存在として第一線で活躍しているソリューションです。サポートも日本語対応しているため、日本でも高い人気を誇ります。

Blue Prism
課金対象 Blue Prism 他ツール
開発者の人数 なし 課金対象
開発環境/テスト環境/BCP環境 なし 課金対象
サーバー機能(オプション) なし 課金対象
本番環境の最大同時実行ロボット数 課金対象 課金対象
(※1)BluePrismは本番環境の最大同時実行ロボット数以外は課金対象になりません。
(※2)BluePrismの希望小売価格は、1ライセンス(1デジタル従業員)あたり年額138万円です。
(※3)1ライセンス/1年契約から可能です。

Blue Prismの特長としてはその拡張性で、バックオフィス業務だけでなく、重要業務や否定形業務にも適用可能で、デジタルワーカーとして位置づけられ、あらゆる業務をサポートしてくれます。また、セキュリティにも優れ、暗号化による保護や履歴情報改ざん防止の仕組みがとられていることも人気の要因です。コストメリットにも優れており、本番環境の最大同時実行ロボット数以外は課金対象にならないため、組み合わせソリューションの一つとして大いに活躍してくれます。

富士ソフトにお任せください

電帳法・インボイス対応や、ペーパーレス化に課題を感じているときはもちろん、DX全般に関する課題があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Writer Profile

山田達哉

富士ソフト株式会社
ソリューション事業本部 情報ソリューション事業部
DXソリューション部 DX共通基盤グループ

2005年 富士ソフト株式会社入社。システム開発業務、エンドユーザ様への業務、システム提案など、多くのintra-martを活用したシステム導入プロジェクトのプロジェクトマネージャーを経験。

 著者 山田達也