高度なセキュリティ基準が要求される現代においては、 IDカードやパスワードのような従来の認証方法は、簡単に盗まれることや忘れることがあるため、十分な安全性・利便性があるとは言えなくなりつつあります。
生体認証は人間の身体的特徴や行動的特徴を使って個人を認証する方式です。人の表皮下の静脈を基に個人を認証する静脈認証技術は、体内の器官である静脈を用いるため偽造が大変困難であり、指紋や顔を使った認証方式と比較して最も安全で正確な生体認証技術の1つです。
モフィリアの指静脈認証技術は非常に高精度で、高速に認証できます。また、ユーザビリティの高い認証システムを実現することができます。
小型であるモフィリア製品は様々な分野、業種に応用可能です
応用分野
金融・決済◆詐欺、不正を減らす ◆金融オンライン取引の安全性の確保
金融機関での個人情報の盗難や偽造、たとえばATMカードの盗難・偽造やオンラインバンク口座への不正アクセスは日常的な犯罪となりつつあります。また、パソコン上のファイルや手帳などにメモしたパスワードが盗み見られ、他人に悪用されてしまう危険性があります。モフィリアの指静脈認証を用いることで、高速で安全性・利便性の高い本人認証システムが実現でき、個人情報の盗難に関して増え続けている銀行および利用者の負担を削減できます。指静脈認証技術を搭載したATMは全世界に展開されています。
インフラ◆高いセキュリティ設備へのアクセスコントロール ◆国境警備
空港や港をはじめ、化学プラントや電力発電所、廃水処理場など高度なセキュリティを必要とする施設は数多くあり、これらは同時にテロ攻撃の標的となるインフラ施設でもあります。
これらの重要な施設を保護するために、多くの利用者に関するアクセス権を管理できる強力な認証ソリューションの導入が望まれます。
モフィリアの指静脈認証技術の導入で、これらのセキュリティの課題の多くを解決することができます。
医療◆電子カルテアクセス管理 ◆患者確認 ◆医療保管庫のアクセスコントロール
電子カルテの導入により、医療サービスに従事する人々は、より速く、より多くの患者情報にアクセスできるようになりました。しかし、電子カルテの利便性の向上と引き換えに、患者情報が権限のないスタッフや病院外の人々にアクセスされたり盗まれたりする危険性が増大しています。モフィリアの指静脈認証を患者情報へのアクセス制御に適用することで、不正なアクセスや患者情報の漏洩を防止することができます。
クラウド・コンピューティング◆オンラインサービスへの安全なログイン ◆データの暗号化
クラウドコンピューティングを導入することで、多くの企業が様々なアプリケーションを容易に導入し、かつ高速に実行できるようになりました。一方で、クラウド上のデータが悪意のある攻撃者の標的となり、重大な情報漏洩を引き起こす危険性があります。モフィリアの指静脈認証技術を用いることで、許可されたユーザだけにアクセス許可を与え、企業の最も価値のある情報を守ることができます。
公共機関・政府機関◆アクセスコントロール ◆法執行 ◆有権者登録
モフィリアの指静脈認証の展開を通じ、公共機関に対しても、よりセキュリティを強化し、より強力な本人認証機能を提供することができます。生体認証ソリューションは重要な政府機関へのアクセスを保全するだけでなく、犯罪者を特定し、追跡することで法執行機関を支援します。いくつかの国では、選挙時の有権者登録にも生体認証ソリューションが使用されています。