審判員は1土俵につき、主審1名、副審1名から構成され、試合の勝敗の決定は主審が行う。ただし、副審を置かない場合がある。

1. 主審は試合規則にもとづき、試合運営の全般に関する権限を有し、かけ声をもって試合の開始、中止・再開、終了を通告する。また有効，優勢，警告，判定，反則，失格の宣告や試合を終了するときは勝敗の宣告を行う。
2. 主審は自立型の対戦の場合、試合開始時の立ち上がり5秒を計測する。
3. 主審は試合再開時までの30秒を計測する。

1. 副審は有効，優勢，判定，警告，反則，失格の宣告に関して主審を補佐する。
2. 副審は試合時間の実時間3分間を計測し、試合時間終了を伝える。
3. 副審はトーナメント表により、その土俵内での全取り組みの記録を記載する。

審判員は発声により次の宣告をおよび通告をする。

1. 「ハッケヨイ、ノコッタ」：試合の開始、再開を通告する場合。
   ただし、試合者のロボットの準備および各係の準備を指差確認する。
2. ［1本」：有効を宣告する場合。
3. 「取り消し」：有効を撤回する場合。
4. 「勝負あり」：試合の勝敗を宣告する場合。
5. 「止め」：試合の中止を通告する場合。
6. 「合議」：合議を通告する場合。
7. 「延長戦」：延長戦を宣告する場合。
8. 「一本勝ち勝負あり」：一本勝ちを宣告する場合。
9. 「不戦勝勝負あり」：不戦勝を宣告する場合。
10. 「判定勝負あり」：判定勝ちを宣告する場合。
11. 有効・優勢・警告・判定・反則・反則負け及び失格の通告・宣告をする場合は、指で回数を示し、その理由を明示する。
12. 「3分経過」：副審が試合時間終了を通告する場合。
13. 「戦意なし」：試合に戦意が認められない場合の宣告。

トーナメント表上の記録方法を以下に定める。

1. 有効2本を先取した場合は、「2－0」または「2－1」と有効本数を記載する。
2. 試合時間切れの場合は、それまでの有効本数を記載する。
3. 判定の場合には、判定勝ちの方に有効1本を加算して記載する。
4. 反則負けの場合は、勝者を有効2本と記載する。（敗者のそれまでの既得本数はそのまま記載する）
5. 失格の場合は、勝者に有効2本と記載し、敗者は0とする。（敗者のそれまでの既得本数は無効とする）

この規則の改廃は、大会規則に基づく大会委員会の審議を得て委員長が決定する。