デジタル式運行記録計の導入メリットをご紹介!

国土交通省は、交通事故削減のために貨物自動車運送事業輸送安全規則において「運行記録計の装備」を義務化しました。

デジタコ導入のメリット

国土交通省は、交通事故削減のために貨物自動車運送事業輸送安全規則において“運行記録計の装備”を義務化しました。この規則は2015年4月の一部改正により範囲が拡大され、最大積載量4トン以上、車両総重量7トン以上の事業用貨物自動車と新規購入車両が、運行記録計の装着義務対象となります。

運行記録計の中でも、デジタル式運行記録計、いわゆる“デジタルタコグラフ(デジタコ)”の機能進化と連携進化は著しく、導入メリットの大きい運行記録計として期待されています。このようなデジタル式運行記録計を導入することで、運送事業者様には大きく4つのメリットがあります。

効率の良い労務管理

多くのデジタル式運行記録計では、解析ソフトを利用して各種帳票を作成することができ、時間も労力も削減したスムーズな労務管理が可能になります!近年、過労状態の輸送トラック運転者が引き起こした悲惨な交通事故が後を絶ちません。従業員が過労運転をして事故を引き起こした場合、責任対象は運転者本人のみならず事業者も及びます。また過労運転をさせたとして会社イメージは大幅に損なわれ、取引先からの信頼も失われます。そして何より、大切なドライバーの命を守るためにも、過労運転を抑制するための徹底した労務管理が運送事業者に求められるのです。

富士ソフトのデジタコの「労務管理」

デジタコ「FSDT-01」では、スムーズで的確な労務管理が可能な管理・解析ソフトを無償添付しています。乗務員ごと、車両ごとの乗務記録を簡単に自動作成できる他、帳票からは出庫から帰庫までの詳細な時間や場所、移動距離や積載状況、貨物運行状況、さらに待機時間や休憩時間も一目瞭然!アナタコと違い、いきなりデータ出力ができるため、煩わしさのないスムーズな労務管理を実現できるのです。

燃料費のコスト削減

運送事業者の経費の中で、最も大きな割合を占めているもののひとつが燃料費。継続的にコストを削減していくためには、いかに燃費を向上させるかが鍵となります。デジタル式運行記録計の導入は、燃料費の負担軽減に役立ちます。
燃費削減の理由は、デジタル式運行記録計という車載機器の機能にあります。
アプリケーションソフトによる運転評価は、速度遵守を徹底させ、急加速や急減速などの燃費を悪化させる運転を避けるようスムーズな運転を促し、緩やかなアクセル操作を自然と意識するようになるのです。スピードの抑制と緩やかなアクセル操作は、燃費向上の大きな手助けとなります。

時間短縮と業務改善

デジタル式運行記録計の特徴として、管理帳票が自動的に作成され、手書きの管理帳票を作成することに比較して、大幅な業務時間の短縮が図れることを挙げることができます。多くのデジタル式運行記録計が、必要なデータを自動で解析し報告書として出力可能であるため、業務時間の短縮と業務改善に繋がります。
バスやタクシー、貨物トラックのような長時間運転を必要とする運送事業にとって、ドライバーのストレスを軽減することは業務上必要なことです。一般的に乗務記録は、配送の終了後に運転手本人によって手書きで書かれる場合が多いのではないでしょうか? 過労状態や睡魔に襲われている状態では記入ミスも起こり得ます。ドライバーの拘束時間短縮と記入ミスという問題を解決するためにも、デジタル式運行記録計を活用してみてはいかがでしょうか?

富士ソフトのデジタコの「業務改善」

デジタコ「FSDT-01」なら、運行管理や運行解析を自動で行うソフトが無償添付されているので、運転手の拘束時間を大幅に減らし、記入ミスを無くすことが可能。また、高齢ドライバーが増えている近年、若手の運行管理者が安全運転指導を行いにくいというケースもあります。デジタコ「FDST-1」なら、運行記録を客観的データとして提示することができるため説得力も増し、安全運転指導を円滑に行うことができます。

運転手の安全運転

デジタル式運行記録計は時間情報を取得できることから、運転手の長時間運転や過労運転を防止・抑制することができます。また、運転中の急加速や急発進、速度超過といった、客観的なデータも残るので、ドライバーは自然と安全運行を心がけます。
さらに適切なタイミングでの警告音等により、ドライバーに安全運転を意識させることも可能。デジタル式運行記録計の導入は、安全運転という日本社会の要請に応えることに繋がるのです。

富士ソフトのデジタコの「安全運転」

デジタコ「FSDT-01」では、運転手同士で危険個所(位置)を共有するためのハザードマップを作成することが可能(別途地図ソフトが必要)。事故防止策のひとつとして大いに期待できます。またドライブレコーダー(ドラレコ)と連携させることで、より高度な運行管理が可能になります。