管理画面のUIを改善する際のポイント

日々の業務で使うシステムが使いにくいと感じたことはありませんか? システムが古い訳ではないのに作業効率が上がらなかったり、ミスが頻発したりという場合には、管理画面のUI改善を検討する必要があるでしょう。そこで今回は、UI改善のメリットと改善を行う際のポイントについて詳しく解説していきます。

管理画面UIの改善で得られる効果

そもそも、なぜ管理画面のUI改善が必要なのでしょうか。社内の業務で使うものであれば、見た目や使いやすさにこだわる必要もないのでは?と考える方もいるかもしれませんが、管理画面のUI改善によって得られる効果は大きいといえます。

例えば、使いやすさや可用性といった「ユーザビリティ」の向上もそのひとつです。日々業務でつかう管理画面が使いにくいものであると、効率も落ちてしまいます。また、管理画面のUI改善を行うことで生産性が向上したり、利用者からの問合せに対応する人の負担を減らしたりする効果も期待できます。さらに、管理画面が誰にとっても分かりやすいものであれば、誤操作によるミスやトラブルを防ぐこともできるのです。

UIが悪い業務ツールが与えるデメリット

反対に、管理画面のUI改善を行わないでいるとデメリットも大きくなります。毎日使う業務システムであれば、操作性の悪い管理画面は利用者にとってストレスになるだけでなく、業務効率が大幅に落ちてしまうこともあるのです。

管理画面UI改善のポイント

UIの向上に直結する大切な要素のひとつに、「Look and Feel」があります。色や形、動きといった人間の認知特性を考慮した見た目(look)と、使いやすさや効率、満足度といった反応を含めた操作感(feel)のことです。このLook and Feelを意識しながら、以下のポイントを押さえてUI改善を行いましょう。

情報量

管理画面の第一印象は、情報量によって決まるといっても過言ではありません。情報を詰め込みすぎて余白のない管理画面は、どこに何があるのかを瞬時に理解することができないため、「操作が難しそう」という印象をユーザーに与えてしまいます。不要な情報が含まれていないか、一つひとつの表現を見直し、できるだけ短い言葉で簡潔に表すことができないかを検討してみましょう。

構成

管理画面が見にくい、使いにくい原因のひとつに、「いろいろな場所を見なくてはいけない」ということがあげられます。UI改善を行う際には、管理画面の構成を見直し、視線の流れを意識した構成に修正していきましょう。

見やすさ

画面の色やアイコンの形、フォントの種類などもUI改善では見直すべき大切なポイントのひとつです。例えば、フォントと背景の色が同系色の場合、重要な情報を見落としてしまうなどのミスにつながるリスクが高くなってしまいます。また、デザイン性にばかり気を取られて色やアイコンを多用してしまうと、見た目の印象がごちゃごちゃしてしまい、結果的に見にくい画面になってしまうため注意が必要です。

操作感

良いUI というのはユーザーに「考えさせない」ということが大前提です。例えば、ボタンがどこにあるのか分かりにくかったり、クリックできると思ったらできなかったりということが続くと、ユーザーは操作に対して大きなストレスを感じるようになってしまいます。誰が見てもボタンやクリックできる箇所が明確であることが大切なのです。

良いUIにするために大切なこと

管理画面のUIを改善する際、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。良いUIにするために押さえておくべき大切なポイントを詳しく見てみましょう。

ユーザーを理解する

UI改善を行う際にはまず、現状の問題点を正しく把握する必要があります。現在使われている管理画面のどのような点が使いにくいのかなど、具体的な改善点を明確にしていきましょう。その際に大切なのが、「ユーザーの立場で考える」ということです。

そのシステムを使う人はどのような人たちで、どのようなミッションを持っているのか、利用シーンや実際の使い方はどうか、このシステムを使うことでどのようなタスクをこなしたいのかなど、ユーザーの立場になって検証をしていきます。

ユーザーにとっての使いやすさを意識する

ユーザーの立場で問題点や課題を細かく洗い出すことができたら、次は「どうすればユーザーにとって使いやすいシステムになるのか」を考えていきます。ポイントは「迷わない」「困惑しない」ということ。誰が利用しても、迷ったり悩んだりせずに扱うことができるUIに改善することが大切なのです。

改善・検証を繰り返す

UIは一度改善して終わりではなく、必ず実際に使ってみて検証を行うことが大切です。ユーザー目線で改善を行ったつもりでも、実際に使ってみると違和感があったり、他の部分に問題が生じたりすることもあるため、本当に使いやすくなったか、作業の流れを阻害しないかというところに注目しながら検証をしていきます。万が一問題が見つかった場合には、最初に戻って修正をしていきましょう。

上記でご紹介した内容を参考にして、管理画面のUI改善に取り組みましょう。UI改善に関する困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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