Microsoft Ignite 2021前夜祭に参加してきました

三沢 友治

Tomoharu Misawa

社会インフラビジネスユニット
金融事業本部 フィナンシャルIT事業部
副事業部長

  1. Microsoft Loop
  2. Office Power Point Translator
  3. Teams Connect
  4. メタバース
  5. さいごに
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Microsoft Ignite 2021前夜祭に参加してきました

日本時間2021年11月3日(水)~4日(木)に、「Microsoft Ignite(以下 Ignite)」が開催されました。

Igniteは 米国Microsoft社の4大フラッグシップイベントのうち、ITプロフェッショナル向けのイベントとなっており、Microsoft 365 や Dynamics 365、Microsoft Azureといった製品を中心に最新技術情報やスキルアップ情報を紹介する場となっています。

日本では11月2日の22時から25時にかけて、日本の技術コミュニティ有志メンバーとマイクロソフト社員による「Microsoft Ignite 2021前夜祭」が開催されました。このイベントでは、Igniteの楽しみ方の説明と注目のセッションの紹介、YouTube上での基調講演のライブビューイングが行われました。
https://azurerockstar.connpass.com/event/225429/

Microsoft Ignite

今回筆者は、このイベントを視聴するだけでなく、「日本語解説付きMicrosoft Ignite基調講演ライブビューイング」のパネリストとしても参加しましたので、Igniteの基調講演で発表された最新情報のうち、主にMicrosoft 365 関連の情報をお伝えします。

Microsoft Loop

まず目を引いたのは、Microsoft Loopでした。Microsoft Loopとは、 Fluid Frameworkがベースとなっています。複数の人がOfficeのファイルを同時に編集する機能は、Microsoft 365上で実現されています。しかし、各アプリ間での情報の互換性は薄く、Excelで作成した表をPowerPointにコピーするようなことが日常的に行われています。

これを解消する仕組みが、Microsoft Loopです。 関係者全員がキャンバス上に情報を書いていき、そのキャンバスをExcelやPowerPointに張り付けることができるような機能です。ExcelやPowerPointに限らず、Teamsやメールに添付することもでき、添付後も編集を続けることができる仕組みとなっています。

microsoftloopの例

Office Power Point Translator

続いて PowerPointの翻訳機能が登場しました。

PowerPointはプレゼンテーションを支援するためのツールですが、最近はオンライン会議での利用を意識した機能が提供されています。その一つとして、プレゼンテーション中のスライドを翻訳してくれる機能が発表されました。これまでのPowerPointでは、プレゼンテーション中の音声を翻訳し下部に字幕表示してくれる機能は提供されていましたが、スライド自体の翻訳は対象外でした。

この機能を利用すると、スライドの中から文字を探し出し、対応する言語へ変換してくれるようになります。この機能で変換されるのは自分のみで、他者ヘの影響はありません。参加者側の言語で表示できる機能なので言語間の壁がより薄くなる機能です。

この機能は発表後すぐに利用できるようになっており、Teams上でPowerPointを起動し、スライドの翻訳ボタンを押すとお試しいただくことができます。

Teams Connect

3 月に開催された Ignite でも発表されていた Teams Connect はより広範に利用ができるようになるようです。

Teams Connect の機能を用いると、外部ユーザーとの情報共有が今まで以上に簡易化されます。Azure ADの外部ユーザーを Teams のチャネルに参加させることができ、Microsoft Loopでの共同編集者として作業を行うデモンストレーションが行われました。

この機能は、管理者が有効化の判断を行うことができます。外部のユーザーとの共同作業となるため、Microsoft 365 E5 で利用可能な Teams のDLP機能とともに使うことをお薦めします。

Teams Connect

メタバース

最後に、Teams上でのメタバース機能となるMesh for Teams が発表されました。

これはTeamsミーティングの拡張で、会話に合わせて動くアバターを会議に参加させることができる機能です。口の動きなどは、カメラを使わずにMicrosoft のAI技術を利用して音声の内容から生成するようです。

Mesh for Teams

また、これまでのミーティングとは異なるインターフェースを備える予定となっており、複数人が会議室のホワイトボードに集まって作業しているような体験ができる機能も用意される予定とのことでした。

Mesh for Teams ホワイトボード

この機能は 2022年頃のリリースが予定されていますが、すでに6万人規模のユーザーで試験が行われており、リリースまでの最終段階にきているようです。

さいごに

私自身は、IgniteでMicrosoft 365の新機能Microsoft Vivaの活用法や展望を確認したいと考えていたため、この前夜祭では、「Microsoft Viva: Latest innovations and roadmap for the new digital employee experience」のセッションをお薦めしました。

Microsoft Vivaは組織内のユーザーにおけるEX(Employee Experience:従業員体験)を加速するための4つのモジュールからなっており、AIを用いた情報の集積や教育コンテンツの拡充などがターゲットになっています。

もう一つのお勧めのセッションはこちらです。
「Grounding Zero Trust in Reality: Best Practices and Emerging Trends」

リモートワークを安全に提供するためどのような環境をつくるべきなのか、国家支援型の脅威をどのように回避していくのか、ということを説明しています。

Igniteお勧めのセッション

当社では、Microsoft 365関連の導入から利用支援まで、幅広いご支援が可能です。マイクロソフト技術に限らず、最新技術や気になる技術などについては、ぜひ富士ソフトにお声がけください。

 

 

この記事の執筆者

三沢 友治Tomoharu Misawa

社会インフラビジネスユニット
金融事業本部 フィナンシャルIT事業部
副事業部長

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