Web3領域をはじめとする前例の少ない新規事業開発において、市場予測や営業戦略の立案は極めて困難です。本記事では、戦略の不透明さや収益シミュレーションの不足により事業推進に課題を抱えていたお客様に対し、弊社がどのように「事業戦略」と「システム開発支援」を融合させて解決に導いたのか、その具体的な支援事例をご紹介します。
新規事業の立ち上げにおいて、市場自体(本件はweb3領域)が新しいこともあり市場予測が見定めにくく、営業戦略の策定が不十分で、ターゲット選定や市場攻略の方向性が曖昧な状態でした。
過去の類似事業では、差別化ポイントを明確化できず、収益化に失敗した経験があり、その反省を踏まえた戦略構築が急務でした。
また、販売体制強化にかかるコストや収益シミュレーションも不透明で、経営層への説明資料も不足していたため、意思決定が遅れ、事業推進にブレーキがかかっていました。さらに、パートナーシップや代理店スキームの検討も進まず、将来的な拡張性や収益性に不安を抱えていました。こうした背景から、単なる開発支援ではなく、事業戦略を包括的にサポートするパートナーが必要とされていました。
当社はSIerとしての技術力に加え、コンサルティングパートナーとして超上流工程を伴走支援しました。具体的には、ターゲット企業のロングリスト作成、アプローチ戦略のドラフト策定、販売スケジュールの設計、パートナーシップや代理店スキームの検討など、事業成功に必要な要素を包括的にサポートしました。
また上記の仮説に基づく戦略策定だけではなく、当社のコネクションを最大限活用し、ターゲット企業、パートナー/代理店候補企業に対するプレマーケティングまで実施いたしました。策定した戦略の裏付けまで実施することで、よりスピーディな事業判断が行える下地作りまで支援しています。
加えて、過去の失敗事例を分析し、差別化ポイントを明確化することで、経営層への説明資料や意思決定支援も実施しました。さらに、販売戦略体制強化に伴う費用感や収益シミュレーションを提示し、リスクを最小化しながら事業推進を可能にしました。これにより、単なる開発ベンダーではなく、戦略策定から事業成長までを支援する体制を構築しました。
戦略策定フェーズの支援により、事業の方向性が明確になり、販売体制の強化と市場拡大に向けた基盤方針を整備しました。具体的には、3年間で80社の獲得を目指すロードマップを策定し、ターゲット企業へのアプローチを効率化する方針を定めました。さらに、パートナー企業との協業や代理店契約の推進によって販売チャネルを拡大し、収益性を高める仕組みを構築しました。今後は、提案したロードマップと戦略を基盤に、販売体制の強化と市場拡大に向けた取り組みを進め、事業成功に直結する成果を検証していく予定です。
今回のプロジェクトでは、戦略立案から伴走支援を受けられたことで、非常に心強かったです。従来は販売戦略や営業戦略の策定に課題がありましたが、富士ソフトの支援により、ターゲット選定や差別化ポイントの明確化がスムーズに進みました。さらに、販売体制強化に伴う費用感や収益シミュレーションを提示していただいたことで、経営層への説明も容易になり、意思決定が迅速化しました。今後の設計・開発フェーズに向けても、戦略から運用まで包括的に支援していただけるパートナーとして、長期的な協業を期待しています。