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Agentforce 用語集

Salesforceが提供するAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」に関する用語集です。

Agentforceの基本概念

Agentforceとは

Salesforce社が提供する企業向けAIエージェントプラットフォーム。単なるチャットボットとは異なり、顧客や従業員の業務を自律的に理解・実行するAI「エージェント」を構築/運用できる仕組み。既存のSalesforceデータ、ワークフロー、統合基盤を活用してタスク遂行・アクション実行・サポート提供を行い、業務効率・顧客体験の向上を可能にする。

自律型AIエージェント

Agentforceの中心となる概念。自然言語の問いに答えるだけでなく、必要なデータを取りに行き、判断し、行動まで実行できるエージェント。たとえば、問合せ対応、見込み客の対応、日程調整やレポート作成などの業務を自動化する。

ポイント

  • 人的リソース節約(24/365対応)
  • 人的対応の負荷軽減
  • 自動化による応答の一貫性と速度向上

Atlas推論エンジン

Agentforceの「思考」の中核。ユーザの意図を読み解き、必要な情報を引き出し、タスクを分解・計画して実行するための推論基盤で、単なるキーワード応答ではなく複数ステップの判断と遂行を可能にする。

ポイント

  • 複雑な業務でも段階的に対応可能
  • 自動化の精度が高く、業務全体最適を促進

対話型AI支援と自律型AI実行の違い

回答・提案が中心の対話型AIと異なり、自律型AIは「実際に業務を実行する」という点が強み。

ポイント

  • 対話型AI → 顧客へ送るメール文案を提案する
  • Agentforce → メール送信、記録、必要に応じてフォロー対応までを実行する

SalesforceネイティブAIとしての強み

AgentforceはSalesforceのデータモデル、権限体系、ワークフロー、アプリ連携を前提に設計された「ネイティブAI」であることが大きな特長。AI×CRMの導入不安を解消し、より効果的に活用することができる。

ポイント

  • 権限/ロールの統制がそのままAIに適用される
  • 業務プロセスを直接実行可能
  • Salesforce Data Cloudの顧客360情報を活用して高精度なパーソナライズが可能

Agentforceの構成要素・活用機能

Agentforceの機能は単体の技術だけでなく、連携する複数のコンポーネントによって実現されています。

Agent Builder

ローコード/プロコードの両方に対応し、エージェントの作成・テスト・デプロイまで行える開発基盤。技術者だけでなく業務部門が背景知識を持ちながら改善に参加しやすい構造を提供することで、運用負荷を下げる。

Intelligent Context

非構造化データや会話履歴から必要情報を抽出し、エージェントが正確に理解・判断できるよう文脈を生成する機能。検索精度の向上、ユーザ対応の一貫性、FAQ精度向上を支える基盤となる。

Data Cloud連携

Salesforce Data Cloudに統合された顧客データを横断的に活用することで、エージェントが「顧客別の最適解」を提示可能にする。行動データ・購入履歴・問合せ履歴を基にした高度なパーソナライズを実現するため、導入価値を大きく高める要素。

Guardrails / Einstein Trust Layer

企業データを扱うAIに必須のガバナンス基盤。データの安全利用、アクセス制御、幻覚(誤回答)抑制、ポリシー対応を自動で担保する仕組み。

Agentforceのユースケースとビジネス効果

顧客サポートエージェント

問い合わせ対応、ケース分類、ナレッジ回答、顧客データ参照、進捗共有などを自動化するエージェント。24/365対応、人的負荷の削減、顧客満足度の向上に直結するため、AI投資として最も効果が出やすい領域。

ポイント

  • サポート対応の30~50%を自動化し、問い合わせの初期対応が軽減
  • 24/365の即時対応により顧客満足度を向上
  • 営業が「付加価値の高い対応」に集中でき、人的コストの最適化を実現
  • 応答内容が統一化され、品質のばらつきを解消
  • サポート履歴をエージェントが自動整理するため、二次対応を効率化

営業支援エージェント

リード対応、商談化判断、メール返信、ミーティング設定などを代理で実行する。営業部門の「初期対応~ナーチャリング」負荷を解消し、商談化率・スピードを向上させる。

ポイント

  • リード対応が自動化され、商談化までのスピードを高速化
  • 全リードへ即時対応するため、取りこぼしによる機会損失をなくす運用が可能
  • 過去データを基に最適な対応を選ぶため、商談化率や成約率の向上に期待できる
  • 返信メールや提案内容の品質が一定のレベルに保たれ、対応品質が均質化

業務効率化エージェント

社内向けITヘルプ、申請処理の案内、自動レポート生成、ドキュメント検索など内製業務を自動化。バックオフィスやIT部門の工数を削減し、生産性を大幅に向上させる役割を持つ。

ポイント

  • ITヘルプデスクへの問合せを30%~40%削減
  • 勤怠、経費、アクセス申請などのよくある質問をAIが即時回答し、従業員の業務ロスを削減
  • 業務フロー案内や書類作成が自動化され、バックオフィス業務を効率化
  • 社内のナレッジ活用率が上がり、属人化の解消と業務標準化を実現
  • レポート自動生成により、分析作業の負担が軽減され、意思決定スピードが向上

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