Google Cloud Infrastructure Modernization の情報を凝縮したホワイトペーパーのご紹介
~クラウド活用の新たな一歩に向けて~
2025年4月1日 清水 歩(Shimizu Ayumu)
- 1. なぜ今、モダナイゼーションが必要なのか
- 2. 今回ご紹介するホワイトペーパー(ミニ冊子)について
- 3. Google Cloud Infrastructure Modernizationとは
- 4. 富士ソフト×G-gen忖度ゼロ会議
- 5. ユーザー事例
- 6. サービス紹介
- 7. 学習向けコンテンツ
- 8. ダウンロード方法
- 9. 最後に
なぜ今、モダナイゼーションが必要なのか
多様化が加速する現代において、企業のビジネスを取り巻く環境は常に変化し、そのスピードは増すばかりです。市場のニーズは細分化され、顧客の要求は高度化の一途を辿っています。働き方も多様性を増し、企業はこれらの変化に迅速かつ柔軟に対応していくことが求められています。
しかし、多くの企業では、長年運用してきたインフラ基盤が足かせとなり、迅速な対応や変化への適応を妨げている現状があります。例えば、老朽化したサーバーの維持運用に多大なコストと労力がかかり、最新技術の導入や新しいサービスの展開を阻害したり、セキュリティリスクの増大を招いたりする可能性があります。また、変化しないインフラは、新しいテクノロジーや機能を取り入れる機会を逃し、結果としてビジネスにおけるイノベーションの機会損失に繋がりかねません。
このような課題を解決し、ビジネスニーズにアジリティの高いプラットフォームで応えるために、インフラ基盤のモダナイゼーションは不可避な潮流と言えるでしょう。モダナイゼーションによって得られるアジリティは、新しいサービスの迅速な開発と展開、変化する市場への柔軟な対応、そしてデータ活用やAIといった最新技術を駆使した新たな価値創造を可能にし、企業のビジネスインパクトに大きく貢献します。
みなさまのインフラ基盤は、ビジネスの成長とイノベーションを加速させる準備ができていますか?
この記事ではInfrastructure Modernizationに関するヒントが満載のホワイトペーパーを紹介しています。そのホワイトペーパーが、みなさまのインフラ基盤のモダナイゼーションを検討する上で、少しでもヒントになることを願っています
今回ご紹介するホワイトペーパー(ミニ冊子)について
この度、富士ソフト株式会社と株式会社G-genが共同で「【富士ソフト×G-gen】Google Cloud Infrastructure Modernization を語る」というホワイトペーパーを制作しました。

写真は冊子の表紙と目次部分
このホワイトペーパーは、クラウド活用の初心者から経験者まで、幅広い層の方々を対象に、 Google Cloudを活用したITインフラのモダナイゼーションに関する最新情報や具体的なアプローチ、ユーザー事例などを分かりやすく解説しています。
本ホワイトペーパーを読むことで、以下の課題解決や情報収集に役立ちます
- ・現在のビジネス環境におけるインフラのモダナイゼーションの必要性と理由が理解できる
- ・クラウド移行における従来の「リフト&シフト」の課題が明確になる
- ・Google Cloudが提唱する「Infrastructure Modernization」の概念と「Lift & Transform」のアプローチが理解できる
- ・クラウド移行を成功に導くための重要なポイントが把握できる
- ・実際にGoogle Cloudを活用してインフラをモダナイズしたユーザーの事例を知ることができる
- ・富士ソフトとG-genが提供するGoogle Cloud関連サービスの内容が把握できる
- ・Google Cloudの学習を始めるための情報源を知ることができる
本ホワイトペーパーの内容は以下の通りです:
- ・Google Cloud Infrastructure Modernizationとは:
クラウド移行の現状と課題、Google Cloudの提唱するモダナイゼーションの概念 - ・富士ソフト×G-gen 忖度ゼロ会議: 両社のエンジニアによるフラットな対談
- ・ユーザー事例: Google Cloudを活用した企業の事例紹介
- ・サービス紹介: 富士ソフトとG-genが提供する関連サービス
- ・学習向けコンテンツ: Google Cloud学習のための情報源
Google Cloud Infrastructure Modernizationとは
Google Cloudでは、ITインフラのクラウド移行を単なる移行(リフト&シフト)に留まらず、「Infrastructure Modernization」と位置付けています。
Lift & Transform」というキーワードと共に、クラウド環境の特性を最大限に活かし、サービスに新たな価値を生み出すことを目指す考え方を提唱しています。
従来の「リフト&シフト」が抱える、コスト最適化の失敗、イノベーション機会の喪失、運用オーバーヘッドの軽減が不十分といった課題に対し、Google Cloudはクラウドのメリットを生かしたアーキテクチャ設計、マネージドサービスの活用、 データ活用や生成AIの活用を見据えた基盤構築、そしてエンジニアの技術レベルに合った技術選定といった、クラウド移行を成功に導くための5つのキーポイントを提示しています。
富士ソフト×G-gen忖度ゼロ会議
こちらでは、Google Cloudのパートナーである富士ソフトとG-genの、Google Cloudプロジェクトを先導するエンジニア2名が登壇し、 Googleへの忖度なしに、インフラストラクチャモダナイゼーションの現状や課題、そしてGoogle Cloudの可能性について本音で語り合っています。
多くの企業がクラウド移行で「リフト」に留まり、「シフト」まで実現できていない現状、その背景にある運用スキルの不足やパッケージ製品への依存、経営層のITアーキテクチャに対するビジョンの欠如 など、現場のリアルな課題が浮き彫りになります。
その上で、両社のエンジニアは、なぜインフラストラクチャモダナイゼーションにおいてGoogle Cloudを選択するのか、その例としてデータの扱いやすさ、BigQueryを活用したコストパフォーマンスの可視化、Google Workspaceとの連携などを挙げています。 また、クラウドの利点はスモールスタートが簡単にできること、そのため中小企業にこそGoogle Cloudの活用 や、富士ソフトとG-genのそれぞれの強みを活かした伴走支援の重要性についても議論が交わされています。
ユーザー事例
本ホワイトペーパーでは、富士ソフトとG-genが支援した2社のユーザー事例も紹介しています。
富士ソフトの事例
株式会社JALインフォテック: 富士ソフトの支援により、オンプレミスの基幹システムをGoogle Cloudへ移行し、イノベーションを目指す取り組みが紹介されています。
モダナイゼーション戦略の3つのコンセプトや、Google Cloud VMware Engineの活用、AIやIaC(Infrastructure as Code)の導入による業務効率化など、具体的な取り組みが語られています。
ユーザー事例を通じて、実際に企業がどのようにGoogle Cloudを活用してインフラをモダナイズし、ビジネス価値を向上させているのか、具体的なイメージを持っていただけたらと思います。
サービス紹介
富士ソフトが提供する、Google Cloudを活用したインフラストラクチャモダナイゼーションを支援するための多様なサービスが紹介されています。
- ・Infrastructure & Apps Modernization支援
- ・Google Cloud設計・構築支援
- ・Google Cloud移行支援
- ・Google Cloud活用支援
- ・Google Cloudの請求代行サービス
- ・データ分析/利活用ソリューション
など、幅広い領域をカバーするサービスを紹介しています。特に、富士ソフトは長年の仮想化ソリューションの経験を活かしたオンプレミスからの移行支援や、ITとOTの融合を目指した取り組みが強みです。
学習向けコンテンツ
Google Cloudの学習を始めたい方や、さらに知識を深めたい方に向けて、豊富な学習コンテンツが紹介されています。
- ・Google Cloudオフィシャルサイト
- ・公式ハンズオンラボ Google Cloud Skills Boost
- ・Google Cloud認定資格(Cloud Digital Leader、Associate、Professional 各資格)
- ・G-gen Tech Blog(初学者向け記事、認定資格対策記事など)
- ・富士ソフト Technical Report、TechTips、KUMICO
これらの情報源を活用することで、ご自身のレベルや目的に合わせてGoogle Cloudの知識を効果的に習得することができます。
ダウンロード方法
本ホワイトペーパー「【富士ソフト×G-gen】Google Cloud Infrastructure Modernization を語る」は、以下のリンクから無料でダウンロードいただけます。
最後に
今回のホワイトペーパーでは、インフラストラクチャのモダナイゼーションに焦点を当て、その必要性から具体的なステップ、そして活用いただける情報やサービスまで幅広くご紹介しています。 このホワイトペーパーが、皆様のITインフラのモダナイゼーションを検討する上で、 少しでも新しい気づきや価値をもたらす一助となれば幸いです。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
また、富士ソフトは長年の経験と技術力を活かし、お客様のビジネス変革を支援しています。インフラストラクチャのモダナイゼーションだけでなく、 アプリケーションのモダナイゼーションについても豊富な実績と知見を有しており、お客様の状況やニーズに合わせた最適なソリューションをご提供することが可能です。
最後に、本ホワイトペーパーの作成にご協力いただいたグーグル・クラウド・ジャパン合同会社様、株式会社G-gen様に心より感謝申し上げます。
Infrastructure Modernization支援についてはこちらまでお問い合わせください
富士ソフトのGoogle Cloud関連サービスについてはこちらまでお問い合わせください
本記事の作者
富士ソフト株式会社 ソリューション事業本部
インフラ事業部
インフライノベーション部 部長
清水 歩(Ayumu Shimizu)
